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2016年4月19日

歯周治療の流れ③~歯肉縁下歯石の除去

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前回は、スケーリングを行うことで、歯周ポケットより上にある汚れ(歯肉縁上歯石)をとるお話でした。今回は、SRP(スケーリング・ルートプレーニング)という歯周ポケットより下にある汚れ(歯肉縁下歯石)をとる処置について説明します。歯肉縁下歯石は患者さん自身で確認できないだけでなく、除去することも困難です。それだけに専門家の力が必要になる部分であるといえます。


1.SRPについて

 

SRPとは、スケーリングの「S」、ルートの「R」、プレーニングの「P」の略称です。

スケーリングは、超音波スケーラーという機械や手用のスケーラーという器具で歯の表面から歯垢(プラーク)、沈着物や歯石を除去することです。

 

ルートプレーニングとは、スケーリング後に歯の根(歯根)の部分をきれいに掃除する処置です。

 

表面が粗くザラザラしている部分には歯石が堆積しているため、鋭い手用スケーラーを使うことで表面を滑沢に仕上げていきます。

ただし、歯周ポケットが深ければ深いほど、

また、歯の根の形が複雑な場合は、ルートプレーニングが難しいことがあります。

その場合は、歯周外科処置が必要となります。

 

歯周外科処置では、歯茎をメスで切開するなどして、根面の歯石を除去しやすい状態を作ります。

ですから、最終的な目標は歯の表面をきれいにするという点で、SRPと共通しています。

 

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2.ブラッシング指導(歯間ブラシの使用方法)

 

SRPを行うころになると、歯茎が少しずつ引き締まってきます。

すると、歯ブラシの毛先が歯と歯の間に届きにくくなるため、「歯間ブラシ」を使用する必要がでてきます。

 

歯間ブラシには、メーカーによりいくつかサイズがありますので、歯と歯のすき間の大きさに合わせて使用することが大切です。

また、歯茎がスケーリングとSRPの処置の後では引き締まり具合が変わってきますので、歯間ブラシのサイズを変える必要もでてきます。

 

歯間ブラシは、ただ歯と歯の間を通すだけではなく、ブラシを通したそれぞれの歯にブラシを沿わせるように使用することにより歯垢(プラーク)をきれいに除去できます。

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3.歯周検査(精密検査)

 

SRP後は、2週間ほど時間をおいて歯周検査を再度行います。

これは歯垢(プラーク)や歯石を除去してから歯茎の炎症が治るまでに、一定の時間が必要となるためです。

 

SRPの効果を調べる歯周検査は、1本の歯につき6か所の歯周ポケットを記録していくため「精密検査」といいます。

歯茎の状態をより細かく知ることができます。

 

この精密検査により、炎症による出血がなくなり、歯周ポケットが浅くなっていれば、歯周病治療の効果が現れたことになります。

 

しかし、歯周ポケットの改善がなかったり、歯ぐきに炎症が残っていたりする場合は、歯周外科治療が必要になります。歯周外科治療は、次の記事で詳しくご紹介します。

 

池田歯科大濠クリニック
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