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2016年4月26日

歯周治療の流れ④~歯周外科治療

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歯周病の治療は、カウンセリングからSRPに至るまで、順を追って進めていきます。各処置が終わるごとに歯ぐきの状態を検査して、治療の効果が現れているのかを確認していきます。けれども患者さんによっては、スケーリング・SRPを行っても治療の成果が不十分な部位が出てきます。そこで有効となるのが歯周外科治療です。


1.歯周外科治療とは

 

歯周外科治療とは、歯ぐきに対する手術のことを指します。

歯ぐきの深いところにある歯周病の原因(歯石の付着など)を、直接目で確かめられるようにするのが歯周外科の第一の目的です。

 

歯ぐきを開くことで、歯根のまわりにこびりついている歯石がよく見えるようになります。

通常のSRPでは除去しにくかった縁下歯石も容易に取り除けるようになるのです。

それに加えて、歯肉の形をブラッシングがしやすいように整える処置も施します。

 

「歯肉ぐきを切開する」と聞くと、恐怖心を覚える患者さんもいらっしゃるかもしれません。

ただ、術中には麻酔が作用しており、痛みを感じることはありませんし、術後も鎮静剤や抗菌薬などが処方されますので、大きなトラブルが生じることはありません。

何より、重度の歯周病を治すためには、この外科的な治療法は必要なのです。

 

当院では、主に2種類の歯周外科治療を行っております。

「FOP」と「歯周組織再生治療」です。どちらも外科的治療ですが、最終的な結果に差があります。

 

2.FOP(フラップ手術)

 

FOPは、保険治療で受けられる歯周外科療法です。

手術を行う歯の周りの歯肉に麻酔して、歯ぐきを開きます。

歯石のついている場所や範囲、量などを直接、眼で確かめることができます。

 

超音波スケーラーやHu-Friedy社製のハンドスケーラーを用いて確実に歯石を取り除いていきます。

またデコボコしている歯の表面を滑沢な根面に仕上げます。

その後、切り開いた歯ぐきをもとの位置に戻し、しっかりと縫い合わせて、処置を終了します。

 

FOPをすることによって歯周ポケットはある程度減少し、歯を支えている骨や歯肉が健康な状態に改善してきます。

ただし、欠損した歯槽骨の形や歯ぐきの厚みによっては、十分に歯周ポケットが浅くならない場合もあります。

 

3.歯周組織再生治療(エムドゲイン)

 

歯周組織再生治療は、歯周病によって失われた歯槽骨などの歯を支えている組織を再生させる手術です。

失われた組織を再生させるために先ほどのFOPに加えて「エムドゲイン」という薬剤を歯茎の中に入れることにより、失われた骨などの組織を再生させます。

 
処置の手順に関しては、基本的にFOPと同じです。

ただ、歯石除去が終了したあと、 歯根の表面を酸処理し、エムドゲインを歯根に塗布するという点が追加されます。
先程の「FOP」では、歯周組織を再生させることはできないため、ご自分の歯を長く残したいと考えている方にお勧めの治療法になります。
組織が再生するまでには半年から一年以上の時間が必要です。

この期間は、患者さん自身でブラッシングをしっかりと行ってもらい、定期的に経過を観察していきます。

 

4.修復物の新製

 

歯周外科治療の際に開いた歯茎の傷が治ったところで、歯周検査を行います。

ポケットが改善し、歯ぐきの形が落ち着いたことを確認して、歯周病の治療に必要な処置として仮歯としていた修復物などを新しい修復物におきかえます。

 

修復物については、保険治療のものからセラミックなどの自費治療のものまで選択することができます。見た目などにこだわる場合などは担当衛生士にご相談ください。

 

5.PMTC

 

すべての治療が終わったあとはメインテナンスに移行します。

歯周病は容易に再発する病気なので定期的な管理が重要です。

 

治療が終わって一安心ではありますが、治療が終わった後は、ご自身でのブラッシングが重要となります。ここでしっかりと磨くことができていないと歯周病が再発してしまいます。

もしくはむし歯ができてしまうかもしれません。

そこで当院では、3ヶ月に一度のPMTCをお勧めしています。

日々のブラッシングでは取り除くことができないプラークや付いてしまった歯石を除去します。

 

ご自身でもしっかりとブラッシングをして頂いて、定期的に衛生士による清掃を受けていた頂くことで、歯周病の再発を抑制し、むし歯やお口のトラブルを予防する事ができます。

池田歯科大濠クリニック
福岡歯周病治療専門ナビ
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