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2016年11月1日

歯周病と喫煙

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昨今、タバコの値上げや喫煙所の減少など、喫煙者にとっては住みにくい世の中になってきています。こうした取り組みは、何も国や自治体が喫煙者に対して何かしらの意図があるというわけではなく、むしろ喫煙者自身の健康に配慮してくれているといえます。それだけ喫煙という習慣は、喫煙者自身に大きな悪影響を与えてしまうのです。ここではそんな喫煙習慣について、歯周病と体に与える悪影響などを詳しく解説します。


1.喫煙と全身への影響

 

タバコの煙には400以上の化学物質が含まれています。

その中でも、タール、ニコチン、一酸化炭素はタバコの3大有害物質と呼ばれており、全身に様々な異常を引き起こすきっかけにもなります。

 

具体的に、
・タールは発がん物質や発がん促進物質が含まれていて、口腔がんのリスク因子としても有名です。
・ニコンチンは、依存性があり、血液中のニコンチンの濃度が少なくなるとタバコを吸いたくなりますし、免疫も低下して病気に対する抵抗力が落ちます。
・一酸化炭素には、動脈硬化を促進させる作用があると言われています。

 

2.喫煙と口腔内への影響

 

タバコは、全身的に悪い影響をおよぼしますが、口腔内への悪影響は特に注意が必要です。

まず、喫煙によりヤニ(タール)が歯に付着すると歯垢がつきやすくなります。

また、口臭も強くなり、歯周病にかかりやすく、悪化しやすいです。また、インプラントも歯周病になり、これをインプラント周囲炎と言います。

タバコを吸っていると歯肉の腫れや出血が見た目上抑えられるので、自分自身で歯周病に気づきにくいという弊害もあります。

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また、喫煙を継続したまま歯周治療を受けた場合、非喫煙者の治り具合と比較すると治りにくく、歯周外科処置を受けても効果の現れ方が低いです。

(喫煙者でも歯周治療をしないよりは、した方が改善します。)

 

これは、ニコチンにより治癒力が低下していることが影響しています。

 

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3.禁煙でリスク低下

 

禁煙することで、「歯周病にかかりやすさ」が4割も減少しますし、歯周治療の治り具合も非喫煙者とほぼかわらないくらいの治り具合になります。

 

これまで長く喫煙してきた方でも、今日から禁煙することで、歯周病のリスクを確実に減らすことができるのです。

歯周病は歯茎の腫れや痛みを引き起こすだけでなく、重症化すると歯が抜け落ちるケースも珍しくありません。それだけに、喫煙習慣のある方は一刻も早く禁煙することをお勧めします。

 

4.まとめ

 

このように、喫煙には歯周病を発症あるいは悪化させる代表的なリスク因子といえます。

喫煙する方にとっては、ストレスや疲れを癒す大事な一服となっていることかと思いますが、お口の健康を考えて、是非とも禁煙することが望ましいといえます。

 

歯茎の退縮や歯槽骨の吸収は一度起こると、なかなか治すことができません。

一生自分の歯を使い続けるためにも、虫歯や歯周病のリスク因子は1つでも多く排除していきたいものです。

池田歯科大濠クリニック
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